庵野秀明監督が制作した、2022年5月公開の映画『シン・ウルトラマン』が興行収入40億円を突破し、大ヒットを記録。次回の「シン・」シリーズでは、子供たちのヒーロー・仮面ライダーが主役となります。
今回は、斬新な発想で人々を楽しませてくれる庵野監督がメガホンをとる『シン・仮面ライダー』にちなみ、仮面ライダー 歴代の設定やモチーフが衝撃的なTVシリーズ5つを厳選して紹介します!
もくじ
仮面ライダーと言えば
仮面ライダーと言えば、世界征服をたくらむ悪の組織「ショッカー」の手により「バッタの改造人間」にされた主人公が、世界を救うために立ち向かう話でおなじみです。バイクに乗り敵を追い詰め、ベルトを光らせ変身。多くの子供たちが憧れたヒーローが誕生してから50年の月日が流れましたが、長い歴史の中で「こんな仮面ライダーもありなんだ!」という自由な発想のヒーローも数多く誕生しました。
何でもあり!モチーフが衝撃的な仮面ライダー5選
ここからは、設定やモチーフが衝撃的な仮面ライダーたちを厳選して紹介していきます。
1.仮面ライダー アマゾン
- 放送時期:1974年10月~(全24話)
- モチーフ:マダラオオトカゲ
言葉を話せないアマゾン育ちの主人公が、古代インカ帝国の秘宝を移植されて変身。来日して、人と交流を深めながら世界を救うストーリーです。従来のパンチやキックなどの大技は少なく、嚙みついたり引っかいたりして血しぶきをまき散らす野性味あふれる技のインパクトが大きい異色作となりました。“妖怪人間ベム”を彷彿とさせる、トカゲ特有の毒々しい模様が残る変身姿も印象的で、コアなファンを獲得。2016年には「仮面ライダーアマゾンズ」としてリブートされました。
2.仮面ライダー 響鬼(ヒビキ)
- 放送時期:2005年1月~(全48話)
- モチーフ:鬼×楽器
「鬼」と呼ばれるライダーたちが、普通の少年と協力しながら悪に立ち向かうストーリーです。太鼓のバチやギターなどの楽器をモチーフにした武器で敵と戦いますが、なんと変身アイテムはベルトではなく「音叉」なんです。また、変身する際に服が燃えてしまい、元に戻った時に全裸になってしまうため着替えは必須!全体的に「和」の雰囲気を大切にしていること、敵にダメージを与える方法が楽器を演奏することによって奏でられる”音”という点において、とても芸術的な要素が詰まったシリーズとなります。
3.仮面ライダー フォーゼ
- 放送時期:2011年9月~(全48話)
- モチーフ:ロケット
学ランを着たリーゼント頭の陽気な主人公が、クラスメイト達と協力してトラブルに立ち向かう、学園を舞台にした新しい設定の仮面ライダー作品です。宇宙関連の話題が多かった時期に制作されたため、モチーフがロケットになったと言われています。変身後の先端のとんがりがタケノコのような斬新なフォルムは、従来のファンやカッコよさを求めている子供たちに賛否両論を巻き起こし、伝説となりました。また、主人公を演じた福士蒼汰さんは奇抜なスタイルをしのぐイケメンオーラを放ち、一躍有名になりました。
4.仮面ライダー 鎧武(ガイム)
- 放送時期:2013年10月~(全47話)
- モチーフ:フルーツ×戦国武将
可愛いとカッコいいが同居する不思議なモチーフの作品です。変身する際に頭上からフルーツが降ってきてカットされるという演出や、フルーツの力をジュースにして炭酸で割るといった斬新な変身スタイルにド度肝を抜かれます。ライダーたちが真剣な面持ちでバナナやメロンなどのフルーツを背負って立つのですが、それがとてつもなくシュール!「世界を滅亡させる植物の浸食を防ぐ」といった目的のために戦っていて、倒すべきラスボスがいないというのも特徴的な興味深い作品です。
5.仮面ライダー ドライブ
- 放送時期:2014年10月~(全48話)
- モチーフ:車
警察署を舞台に繰り広げられる、刑事ドラマ仕立てのストーリーです。モチーフが車ということで、主人公はシリーズで初めてバイクではなく車を運転する仮面ライダーとなりました。「仮面ライダー バイク」という概念をバッサリと切った衝撃作ではありますが、車という身近な乗り物やコメディ色が強めの内容は子供受けしました。主人公の本職が「刑事」ということもあり、正義のために戦うという分かりやすさも加わって万人が楽しめる作品となっています。
まとめ
今回紹介した作品のほかにも「バーコード」や「ギリシャ文字」など、興味を掻き立てられるモチーフの仮面ライダーがたくさんいます。2023年公開予定の『シン・仮面ライダー』は初代の物語が主軸となりそうですが、歴代の仮面ライダーに触れ、映画の公開に向けて気持ちを盛り上げていきたいですね!