SNSを中心に世界中で注目を集めている「ドバイチョコレート」。独特のザクザク食感と鮮やかな断面が話題を呼び、日本でも入手困難になるほどの人気を誇っています。本記事では、ドバイチョコレートとは何か、その発祥や人気の理由、そして日本でどこで買えるのかまで詳しく解説します。
もくじ
ドバイチョコレートとは何か
ドバイチョコレートとは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを発祥とするチョコレート菓子のことです。現在では一般的なカテゴリー名として広く認識されており、ドバイ製造のものに限らず、同スタイルの商品全般を指すようになっています。
チョコレートの中に「カダイフ」と「ピスタチオペースト」を詰めたお菓子です。カダイフとは、小麦粉やとうもろこし粉を原料とする極細の麺状生地で、中東や地中海地域で古くから使われてきた食材です。ローストすることでサクサクとした食感を生み出し、チョコレートとの対比が楽しめます。一般的には200グラム前後の厚みのある板チョコレートの形状で作られており、割ったときに現れる断面の美しさも大きな魅力のひとつです。
伝統菓子「クナーファ」との関係
ドバイチョコレートのルーツは、中東で広く親しまれている伝統菓子「クナーファ」にあります。クナーファとは、カダイフでチーズを挟んで焼き上げ、ピスタチオやシロップをかけて食べるデザートです。ザクザクした生地とトロトロのチーズが絡み合う独特の食感が特徴で、中東では定番のスイーツとして愛されてきました。このクナーファの素材と発想をチョコレートに落とし込んだことが、ドバイチョコレートの誕生につながっています。
ドバイチョコレートがブームになったきっかけ
世界的なブームの火付け役となったのは、SNSでの動画拡散です。特にTikTokやInstagramでの投稿が大きな影響を与えました。
TikTok動画による爆発的な拡散
2023年12月、インフルエンサーのマリア・ヴェヘラさんがドバイチョコレートをTikTokに投稿したことが転換点となりました。板チョコを割った瞬間の映像と、サクサクとした咀嚼音がASMR動画として世界中の視聴者の心を掴み、2025年時点での再生回数は1億2,900万回を超えています。
ASMRとの相性の良さが人気を後押し
ドバイチョコレートが特に注目された理由の一つに、ASMR(自律的感覚絶頂反応)との相性があります。割った際のザクッという音、鮮やかなピスタチオグリーンの断面、とろりとこぼれるフィリングの様子など、視覚と聴覚を同時に刺激するビジュアルがSNS映えに直結しました。
出典元:東海テレビ NEWS ONE
入手困難さが希少価値を高めた
FIXの商品はドバイ国内限定の少量生産であることから、入手できること自体が話題となりました。希少性の高さが消費者の関心をさらに高め、「食べてみたい」「作ってみたい」というモチベーションにつながり、自作動画の投稿も相次いでブームに拍車をかけました。
世界から日本へ
ドバイチョコレートは、中東からヨーロッパ、アジアへと段階的に広まっていきました。流行がひとつの地域にとどまらず連鎖的に拡大した背景には、SNSを通じたリアルタイムの発信がありました。
ヨーロッパでの広まり方
ドバイを起点としたブームは、まずトルコに広がりました。その後、トルコ系移民が多く居住するドイツへと伝わり、欧州における先行事例となりました。ドイツでは伝統菓子のバウムクーヘンやシュネーバルにもドバイスタイルのアレンジが加えられるなど、独自の進化を遂げています。
韓国から日本へ
アジアでの人気拡大において中心的な役割を果たしたのが韓国です。韓国のコンビニやカフェでドバイチョコレートが品薄状態になるほど人気を集め、そのブームが日本にも波及しました。日本では新大久保などのコリアンタウンで早期に入手できるようになり、徐々に全国に広まっています。
ドバイチョコレートはなぜ人気なのか
ドバイチョコレートが世界中で愛される理由は、味と食感の独自性だけではありません。複数の要素が重なり合い、現代の消費行動にマッチした商品として幅広い層から支持を集めています。
割ったときに現れる鮮やかなピスタチオグリーンの断面と、みっちりと詰まったカダイフの層は、見た目のインパクトが抜群です。投稿したくなるビジュアルが消費者のシェア行動を促し、口コミで認知が広がる好循環を生み出しています。
リンツやゴディバといった世界的なチョコレートブランドも、ドバイスタイルの商品を次々と発売しました。リンツが日本で限定発売した際には販売開始3日で2万枚が完売し、1万人超が再入荷待ちとなるほどの反響を呼びました。
出典元:東洋経済オンライン
ドバイチョコレートはどこで買えるか
本家FIXの商品は現地限定のため、日本での入手は非常に困難な状況が続いています。一方で、日本国内でもドバイスタイルのチョコレートを購入できる場所が徐々に増えており、手軽に楽しめる環境が整いつつあります。
日本国内で購入できる店舗
カルディコーヒーファームでは、税込598円前後のドバイチョコレートが購入できます。ウエルシアやスギ薬局などのドラッグストア、ドン・キホーテのようなディスカウントストアでも取り扱いが確認されています。ダイソーでは3個入り216円という低価格で販売されていた実績もあり、手軽に試せる選択肢が広がっています。
韓国系専門店・百貨店・通販
新大久保の韓国系ショップでは、韓国製のドバイチョコレートを比較的早期から購入できる環境が整っていました。成城石井では独自開発の「ドバイチョコ風ケーキ」(税込647円)を展開しており、カダイフを実際に使用した本格的な仕上がりが評判を呼んでいます。AmazonやRakutenなどのネット通販でも取り扱いが増えており、在庫状況を確認しながら購入する方法も有効です。
まとめ
ドバイチョコレートとは、ドバイ発祥のピスタチオとカダイフを使った新感覚のチョコレート菓子です。SNSでの動画をきっかけに世界的なブームを巻き起こしました。希少性とSNS映えの強さが人気を支えた要因として挙げられます。日本でも購入できる場所が増えているので、気になる方はぜひ一度試してみてください。











